よっちゃん

わたしは、ダニエル・ブレイクのよっちゃんのレビュー・感想・評価

4.1
印象に残るシーンは主人公が「わたしは、ダニエル-ブレイク」と壁に大きく書くシーンだ。他にも書かれた文字はあるがもう一度見直さない限り、正確には読めない。
そのようにした彼の行動は、当然の結果だったのか?それともそれはちょっと行き過ぎた行為だったのか? 映画の表題にもなっている部分だけに深く考察したいシーンだ。
彼は大工として働き、税金も納めていた良い社会人であるだけでなく、良き家庭人として介護の必要な妻、優しい女性ではあるが、凪のようかと思えば突然嵐にもなる海のような性格でもある妻をこよなく愛する夫でもあった。それは彼の一方的な思い込みだったかもしれないが、それは良くある話だ。でも彼にとってはそれが誇りでもある。
いくつか他にも印象に残るシーンが散りばめられていると感じられるのは、それが自分にも身近な事だからかもしれない。
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