「お嬢さん」
詐欺師が金持ちのお嬢さんを騙して、全財産を奪おうと策略を巡らすお色気サスペンス。
成人指定ながら、大ヒットを飛ばした今作。
前評判から、とんでもなくスケベな映画を想像しておりましたが、騙し合いの二転三転がある、しっかりしたサスペンスでした。
ストーリー面白いのよ。
莫大な財産を相続する予定のお嬢さんがいまして、詐欺師の男が「アイツを俺に惚れさせて、結婚して財産をいただいたら、精神病院にブチ込んじまうぞ！」という計画を立てます。
そのサポート役として、お嬢さんの召使いとして手下の少女を送り込みます。
騙し騙され、最後に笑うのは誰だ？みたいな話。
三章構成になっておりまして、第一章のラストで「ええええええっっっ！！？」と騙されます。
メッチャ面白い。
第二章ではその騙しの裏側を描いて、
第三章で決着をつけるというパルプフィクションみたいな構成の140分。
あとね、死ぬほどエロいです。覚悟して見てください。ストーリーとテーマ上、必要不可欠なんですが、完全にＡＶです。まぁでも美女同士の絡みなので、綺麗です。女性が見たら「エッロ！」とは思うやろうけど、嫌な感じはしないと思う。そういうテーマやし。
見た人しか分かりませんが、個人的には入浴中に口を掃除するシーンが一番エロいです。
途中で金持ち老人達の変態パーティみたいなのが登場するんですが、
美女に官能小説を朗読させて興奮するという変態ジジイが「音読するときは、間を大切にしろ！」って、変態のくせに凄くまともなアドバイスをしていて面白かったです。あいつ国語教師になればいいのに。
ともかく先の読めない展開で、スリリングかつエロい、良作でした。オチもスッキリ。
