銀幕短評 (#229)
「セールスマン」
2016年、イラン、フランス。 2時間 5分。
総合評価 43点。
つまらない、つまらない。米アカデミー外国語映画賞を取ったイラン映画だといっても つまらない。
テヘランで、ある事件をきっかけにすれ違う夫婦をえがく。題名は、劇中劇である「セールスマンの死」からきている。夫を、死んでしまうセールスマンに模しているというのだろうか。
事件で傷ついた妻と、それを思いやる夫。そこまでは当然のことではあるが、その後の気の持ちようの行き違いで 2人にすれ違いが起こり、それがだんだんと大きくなる。
わたしにも妻がいるが、そのようなすれ違いは まず起こらないといえる。なぜなら? 彼女の包容力が 海のように広く深いからである。ラ・メールである。恵まれているなあ。