風の旅人

LOGAN ローガンの風の旅人のレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
3.5
盛者必衰の理。
ミュータントと言えど、寄る年波には勝てず、ここにはかつて無敵を誇った「ウルヴァリン」も、知性の塊だった「プロフェッサー」もいない。
ローガン(ヒュー・ジャックマン)は脚を悪くし、回復能力も衰え、チャールズ(パトリック・スチュワート)はアルツハイマーにかかっている。
『ローガン』というタイトルが示すように、もう彼らを「ウルヴァリン」「プロフェッサー」と呼ぶことはできない。
終盤、ローラ(ダフネ・キーン)を救うために薬の効果で少しの間だけ「ウルヴァリン」に戻ったローガンと、ローラがアダマンチウムの弾丸(ローガンはそれで自殺を考えていた)で敵を撃つラストが切なかった。
ダブネ・キーンの演技が目に焼き付いた。
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