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LOGAN ローガンのペインのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
4.2
“アメリカンニューシネマ的滅びの美学”

少なく見積もってヒュージャックマン史上最高のヒューでした。

これは一般的なヒーロー映画象へのカウンター的な一作。

老いや滅びがテーマで切ないアメリカンニューシネマを彷彿せざるを得ない。

今までのシリーズで“無敵”だったXメンとは裏腹にボロッボロになりながら人間臭く戦うローガンには涙が止まらない。ヒロインの少女、ダフネーキーンちゃんの大暴れっぷりも見事でグサグサ刺し殺していく様は完全に「キックアス」のクロエモレッツちゃんを彷彿。

そしてこのおっさんと少女の物語は「レオン」同様にホントにずるいな~泣かせるな~と思いました。

アクションもCG満載の超能力とか出てこないし、徹底してリアルな暴力描写に拘ってて流石はR-15指定といった感じでとても好感が持てた。

ジェームズマンゴールド監督、とても良い仕事したと思います。

最後にヒュージャックマンお疲れ様。
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