有終の美を飾る、大団円、ハッピーエンド等からほど遠い爽快感欠く内容で、思ってたのと違う感ありありだがそんなの吹き飛ばすぐらいスゴイ映画である。
「ダーク・ナイト」や「シビルウォー」なんか甘ちょろすぎるやないかー!!
アメコミを否定するかのようにヒーローとヴィランの闘いは、殺伐とした殺戮、報復合戦でその果てには誰もピースフルな勝利者はいないというようなことをマーベルの看板キャラの最終作で行うという凄さ。そしてマーベルの太っ腹さ。もっと商売気だしてもいいのに華麗なちゃぶ台返しは唖然とさせられる。
中盤に起こる全方向に飛び散る悲劇は凄すぎて、もう一周回って笑ってしまいたくなるほどである。
このダークすぎる内容は凄い効果をもたらしていて、アッパーなエンタメ作品なら決して思わないが、一人の漢の生きざまをみせつけられたような感覚に陥り素直に。
嫌々闘いに巻き込まれて、嫌々世界平和に奮闘してきたウルヴァリンよ。
頭が禿上がりながらも世界平和に尽力してきたプロフェッサーXよ。
ありがとう。
お疲れ様でした。
と口にしたくなる。
マーベルで爪痕残し過ぎた作品。
