野生の男、ローガンが漢を見せる。これは目を皿にして見届けねばなるまい。
超金属の爪と超人的な治癒能力を持つウルヴァリンこと、ローガンはX-MENの代表的な人物だ。強く、激しく、優しく、時にはゲス黒いのだ。でも、不老不死だったはずが、どうしたっ、バッキャローッ！
衝撃の姿にバッキャローッ！も言えなくなる。今、行ったくせにっ、バッキャローッ！
こんなローガンは見たくはなかった。強靭な肉体は衰え、近くにはエロい美女も見当たらない。何ともみすぼらしく、ボロボロだ。壮絶で痛々しいバトルにセコンドとしてタオルを投げ込みたくなる。
ヒュー・ジャックマンが漢の哀愁を見せる。これまでは荒々しい肉体と剛毛を誇らしげに見せつけてきた。そんな肉体もしぼんで見える。でも、相変わらずの存在感で渋みでは一級品だ。
これは切ない、切な過ぎるぜっ、バッキャ…
