いはん

藍色夏恋のいはんのレビュー・感想・評価

藍色夏恋(2002年製作の映画)
3.9
青春、青春すぎるぜ。
眩しい、眩しすぎるぜ。
歳というのは、恐ろしいものですね。眩しすぎるぜ青春からもダメージを受けてしまう。

台湾の気候がそうさせているのか、台湾の映画にはいつも湿度がある。じめっとした、少し不快なくらいの湿度が画面から伝わってくる。でも、少しの不快さが、何故か心地よい。温度や湿度が伝わってくる映画はやっぱり、いい映画なんです。

怖いもの知らず、ですよね。
真っ直ぐで純粋で、傷つく怖さなんてまるで知らないかのように振る舞う。それが、本当に眩しくて仕方がない。でも、今の若者には、それが欠け始めているのかもしれない。早い段階で大人になりすぎているのかもしれない。そんな事を思ってしまう私は、少し嫌な大人なのかもしれませんね。
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