TAK44マグナム

アンナチュラルのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

アンナチュラル(2015年製作の映画)
1.8
自然を冒涜(アンナチュラル)したら大変です!


遺伝子改良されたホッキョクグマが襲いくる生物パニック映画。
主演は「ワイルドスピードX2」で何の役にもたってなかったジェームズ・レマー。
共演に「処刑ライダー」のヒロイン役、シェリリン・フェン。

怪しい会社が野生動物を品種改良して環境変化に適応させる実験をしていたら、サンプルのホッキョクグマが暴れだして脱走、付近のロッジで暮らす主人公たちに次々と襲いかかってきます。
折しもロッジには環境保護アピールのグラビア撮影のために、自分勝手なカメラマンやモデルたちが滞在中。
氷原でビキニ撮影していたらモデルが喰われたりで、てんやわんやの大騒ぎになりますが、この辺りから中だるみが激しくて非常に睡魔が襲ってきます。
せっかくだからホッキョクグマがバンバン出てくればいいのに人見知りなのか中々姿をさらしちゃくれません。
やっと出てきてくれたかと思うと、なんだかよく分からないうちに誰かが食べられてオシマイです。
目を背けてしまいそうなゴア描写なんてほぼ無いし、とにかくテンポが単調。モデルのビキニ姿が終了したら後はこれといった見せ場も無いという体たらく・・・・・。
2回寝落ちして、また途中から観て、三回目でようやく鑑賞を終えるとができましたが何の感慨もなく、ただただ無駄な時間を過ごしてしまったことを悔やみました(汗)。
少なくとも、眠くなりそうな時間には観ないほうが無難です。
もしくは睡眠導入のために使用するのもアリかもしれません。

ラストはジェームズ・レマーが一応は主人公ぽく奮戦するわけですが、もうひとつパンチに欠ける締めでしたね。
簡単にクマ死にすぎDEATH!
体長6メートルを超えると言ってましたけれど、そんなに大きくも見えないし、迫力も不足していました。
終盤まで姿を晒さないから、さぞかし男前な巨大ホッキョクグマだと思いきや、まるでボロ雑巾のような姿に涙がでます。
そして、ブラック風味を効かせたエンディングがこれまた酷く、ただ気分が悪くなるだけの代物。狙ってやっているのは分かりますが、最後ぐらいもう少し明るく締めましょうよ。
これではジェームズ・レマーが浮かばれません。

ジャケ絵は嫌いではないですが、中身は救いようがない駄作。
鑑賞するならつまらないのを覚悟の上でチャレンジしてくだされ〜!


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