里親を転々としていた素行不良のちょっと太った少年が自身の居場所を見つけ、居場所を無くさないよう森の中をおじさんと逃避するバディもの
母親に捨てられ色んな家を転々としていた少年が新たな居場所を見つけた途端に、居場所を提供してくれたおばさんがなくなる
そこで福祉局に連れ去られそうになるのを防ぐために家出した少年とそれを追ってきたおじさんが合流すると、いつのまにか誘拐扱いになっていて、森の中をひたすら逃げる
基本はコメディで、バディものとしても逃避行としても森の中という設定もありとても面白い
2人で過ごす中でおばさんの死を乗り越えつつ絆を深め、出会いと別れをする様は短いながらも見応えがありほっこりした
福祉局は施設に連れ戻そうとしていたが裁判で希望の家に良かった
メインの内容にフォーカスしそれ以外は希薄なため最後捕まってからは駆け足になっているが、逃げている最中の困難などを乗り越える様はかなりワクワクできる
森の中の時間経過をジャンプカットとディゾルブを組み合わせたような演出の仕方を多用しており、短いながらも長い時間2人で生活していたと伝わるものになっている
2人で鳥を発見したシーンで2人のキス罠がより深まった感じがしたのと達成できず逃亡劇が終わった後の夢として描かれているのがラストで回収されるのは予想はできるけど収まり良くてほっこりする
あと俳句で絆の深まりを表現するの本人らならこれくらいの俳句という内容もわかる上に絆や成長の変化が伝わり好きだった
疲れた時にみたい
2024年初見50作品目