とか26

鋼の錬金術師のとか26のネタバレレビュー・内容・結末

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

アルフォンスの造形を
きちんとしてるだけで
まぁまぁ見栄え良くなるのは
原作のおかげというか、
とにかくアルフォンスのビジュアルって
満点だなと改めて思いました。
カッコ良すぎる。。

漫画実写映画には甘めというか
そこまで完璧なものを求めてないし
ジャンクフード食べるようなもんだと
思ってるので、完成度より
その場その場で軽く楽しめたら十分。
その点に置いては今作も
後半にかけてはそこまで悪くなくて
十分楽しめました。
エドとかも
遠目から見たなんとなくのシルエットは
結構似てると思ったし。

ただいちばん重要な掴みで、
よくあんなカッパみたいな子どもの髪
金髪に染め上げたなとは思う。
いくら観客が確信を持ったうえで
地雷踏みに行ってるとしても、
席に着いた瞬間から
確実に地雷踏んだなっていう
緊張感を持たせるな。
エドはまだ許せても、
アルの男の子の顔は
金髪が許される許容範囲を
大きく上回ってるだろ。
先にバトルで観客を掴んでから
バレないように子供時代をやって欲しかった。

ひとつ前に観た
BLEACHの実写とは大きく違って、
今作はめちゃくちゃ展開がハイスピード。
その規模感だけでいうと
シリーズ化も狙えたんじゃないかっていう
世界観の広大さを感じたんですが
どうやら続編はダメみたい。
日本人が演じてる時点で
こっから出てくる
スカーとか誰がやるんだよっていう
大きな疑問もあったりするので
続編が作れないっていうのは
ある意味良かった気も。。

キャスト陣も
BLEACHに比べるとかなり合ってて、
松雪さんのラストなんかは
文句のつけようがない完成度でした。
國村さん出てて
大泉洋出てて
小日向さんまで出てて
なかなかよく集めたなってキャスト陣も
楽しめる要素としては十分でした。

ラスト、
エルリック兄弟に見せ場がないので
マスタングが主役みたいになってたのは
なんともいえなかったし、
捕虜収容所で
敵が炭になるまで焼き殺すマスタング大佐、
ヒトラーの暗喩かと思うほど
エグい状況とシチュエーションしてて
コイツが味方側なのかよ。って思いました。

人を犠牲にしてまで
体を手に入れたくはないっていう
兄弟の考えは大いに理解できるんですが、
賢者の石が出来てる時点で
もう犠牲になってるっていうのが
飲み込みづらい点でした。

総じて、
そこまで悪くないけど
まぁ大ファンの人たちを
掴んで離さないようなクオリティでもなく
難しいところだなーという印象の映画でした。


ありがとうございました。
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