YasuhitoArai

狩り場の掟のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

狩り場の掟(1985年製作の映画)
3.8
内蒙古の大草原に生きる人々の営みを描いた作品。
現地の人々がキャストなので、ドキュメンタリー色が強い。中国というよりもモンゴルを存分に感じられる。

集団での馬に乗りながら銃を乱射する狩りの様子がすごい。馬の疾走シーンもすごいけど、銃で仕留められるシカやウサギの様子も何度も映されるのがすごい。シカが銃で撃たれて脚が弾け飛ぶ様や、仕留めたシカの首を切ったり、羊を解体したりしてショック。ヤコペッティを連想したけど、あまりイクスプロイテーション的ではない。残酷だけど、日々の営みでの必要なことを感じさせた。
犬とウサギの追いかけっこや、犬とシカの追いかけっこが見れる。どちらも犬が追いついて仕留めるのがすごい。

内蒙古の広々とした平原がロケーションとして魅力的。夜に松明の光だけが見えるのも良かった。
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