YasuhitoArai

永遠のガビーのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

永遠のガビー(1934年製作の映画)
4.6
マックス・オフュルス監督作品。
世界に愛された女優ガビーはある時自殺未遂をする。救助のための吸入麻酔をしながら、今までのことが走馬灯として浮かぶが・・・という話。

カメラが常に動き回ってる。トラックショットで壁を突き抜けるだけでなく、カメラマン自体が回って周りの人々を映し、そして人から人へとカメラがパンする。顔のアップの撮影の観衆への訴え力もすごい。カメラだけでなく、走馬灯という設定に合わせて、ディゾルブで事が次から次へと展開していく編集、音楽や音の使い方も上手かった。

周りのものを魅力して、全ての秩序を破壊していく女の不幸を描く。
ガビーのポスターもとても印象的な見た目で大変良かった。
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