ろく

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話のろくのレビュー・感想・評価

2.3
題名から溢れるラノベ感を醸しているけど、あにはからんやテンプレ映画の最たるものだよ。

スポコンテンプレ
①最初下手
②先生きつい
③主人公挫折
④嫌な奴必ずいる
⑤デブも必ずいる
⑥家庭環境だれか劣悪
⑦なぜか劇的に上手くなる
⑧海で心情吐露サーモン
⑨最後に愛は勝つ
⑩そして号泣

と、「ウォーターボーイズ」や「スィングガールズ」さらには海外だと「ピッチパーフェクト」なんかもそう。いやテンプレはいいよ。だってテンプレを楽しみにしているってのはあるじゃない。ただね……

今回のチアリーディングが全くうまく見えないんですけど!(残念)。もうね、それがほんと許せないのよ。この手の映画ってそこは「上手く見せる」ことが第1じゃない。ウォーターボーイズだってなんで感動したかっていうと最後のシンクロシーンがなんだかんだですごかったからなの。僕がそんなに好きでない「ピッチパーフェクト」だってアカペラシーンはおお!ってなるのよ。それなのにこの映画のチアは「おお!」ってならないじゃん。それじゃ萎え萎えじゃないですか。ああ、許せないなぁ。

その一番は広瀬すずの身体能力なんではないかと勝手に思っているのよ。いや反論もあるだろうけど広瀬すず、動き鈍くねえ。それで全国って言われても「そうですか?そんなの簡単ですか?映画ではこのチア褒めているけどそんなにうまいですか」って気になってしまったのよ。確かに少し上手いけどたまに体の線がずれているしこれで全国ってそんなバナナって気になるじゃない。だから僕にとってはダメなんですよ。

あと天海の先生もねえ。なんか嫌な奴だけど実は子供のこと思っていますから展開はただの高低差耳キーンで誤魔化しているだけじゃねえの。あれだよ、最初嫌な奴だとちょっといいキャラやると好かれるっていう。不良が猫助けるといい奴理論と同じですよ!

というわけでスカッとする映画を見たかったのになんだかモヤモヤが止まりません。モヤモヤモヤモヤ。
ろく

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