むっちゃ面白い。
内容はやたら長い副題の通りで、プロットもテリングもベッタベタのどストレート。
松岡修造の話を2時間聞いている様な、熱血スポ根映画なのだけど、コレがウザイイのである。
がんばる田舎娘の話は数あれど、ダンスという躍動する肉体言語の力が圧巻。
広瀬すずと真剣佑なので「ちはやふる」を連想するけど、本作の白眉は部長役の中条あやみだ。
劇中のセリフにもあるが、違った華のある旬な二人を親友でライバルにしたことで、物語にしっかりした軸が通った。
ポジション変えの後の夢ノートを破った跡とか、演出も細かい。
反面、天海祐希の先生がやや描き足りないなあと思ってたら、終盤のシークエンスで涙腺決壊。
あそこも恥ずかしいくらいベッタベタだが、ジャンルは違えど同じ先生としては感情移入して泣けた。
少女たちの話だけど、作りとしては完全に友情・努力・勝利のスポ根少年漫画だから、ロマンス要素がほぼ無いのはこれでいい。
それでも広瀬すずと真剣佑の爽やかな関係や、最後まで名前が出ないストーカー君は、美味いスパイスになっていたと思うよ。
クライマックスの全米選手権のダンスも手抜き無し。みんな輝いてる！
部活の友達同士で観に行くのに最高の映画だな。
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