toshi

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話のtoshiのレビュー・感想・評価

4.0
広瀬すずさんの演技のふり幅に期待し観に行ってまいりました。期待通りお若いのに彼女の演技は本当に素晴らしかったです。

実話であり結末は分かっていますが、スポ根映画であるのでそこも楽しみの一つでありました。学生の頃剣道を9年間やっていましたので、部活をテーマにしたドラマや映画にはどうしても弱いというか、共感する事が多いです。

今作広瀬すずさん演じるひかりの高校1年からの3年間、全米制覇するまでが描かれていますが、高校卒業した数年後のひかりも最後にちょっと描かれています。高校生を演じる広瀬すずさんは実年齢と近い事もありリアルな演技ですが、数年後のシーンは一瞬ですが高校生とは違う大人の表情をみせます。やっぱり彼女の演技は凄いなと思いました。

何も考えずに弱小チームが全米制覇するまでのスポ根作品を単に楽しもうと思ったのですが、ちょっと気になるところも・・・。真剣佑さん演じる幸介という存在は必要だったのか。確かにサッカー部である彼を応援する為にひかりはチアダンス部に入るというきっかけを作る存在ですが、その後はあまり必要性を感じませんでした。また鬼顧問早乙女先生役の天海祐希さんが、CXの木10ドラマ三ツ星の給食の星野光子役とキャラがほぼ被り。この2点が気になりました。

気になる点はありながらもラストのダンスシーンは非常に出来が良くしっかりと感動させていただきました。エンドロール時の集合写真には思わず涙が・・・・と言いたいところですが、容易に涙を流せない状況でして。公開から幾日経っていますので、地元最寄りの映画館は良い感じに空いており、私の周りも人が誰一人とおらず・・・。が、アキラ先輩のポップコーンの歌が流れている際、10人ほどの学ラン坊主頭の男の子たちがぞろぞろ館内に入ってきました。「どうかこっちに来ないで!」と思いましたが私の願いは叶わず・・・。私の横にズラっと座りだしました。もう泣けませんw 非常にお行儀のよい子達でしたけど。

最後に・・・。オッサンの意見を書かせていただきますと、全国大会で来ていたJETSと書かれた衣装の方が良かったです。全米大会の衣装はオッサンの心をくすぐるまでには至りませんでした。
toshi

toshi