忍びの極楽天国、伊賀の国に信長の魔の手が伸びる。尋常の世では生きられぬ虎狼の輩、ゲスい忍者が慌てふためく様をユーモラスに描く。
そして、郷土愛など知ったこっちゃねー、銭が出ないなら戦はしないベー的な忍者の特性が丁寧に表現される。
おおっ、川じゃーっ、川じゃぞーっ!
あまり世にに知られてなかった、忍びの者の一大イベントで最大の戦闘娯楽「川」がお目見えする。
ストーリーも登場人物も何をしたいのか、よくわからないチグハグさを感じる。
オメェら、人間じゃねえーっ!
自称伊賀忍者最強の無門の叫びも空々しく聞こえる。