カシ

メリー・ポピンズ リターンズのカシのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

エミリーブラントのメリーポピンズはしゃべり方、佇まい、表情含めて想像以上にメリーポピンズだった!

正直、前作のメリーポピンズのイメージに対してエミリーブラントは合わない、と言うよりもいささか女性としてカッコ良過ぎるんじゃなかろうかと思っていた。
ジュリーアンドリュース演じるメリーポピンズは厳しい中にも母親のように子供を見守る優しさが滲み出ており、エミリーブラントのような都会的である種近寄り難いレベルの美人では別人になってしまうだろうな~と思っていた。
しかし登場してしゃべり始めた瞬間に「あっメリーポピンズだ!」と思うくらいにメリーポピンズだった。

前作と今作どちらの方が好きかと聞かれればそりゃもちろん前作なんだけれども、この映画を見る人の多くは小さい子供の頃から前作を見て育っていて、その純粋な時代に感じたワクワクと興奮(+思い出補正)を大人になってから超えるのも土台無理な話で、単純にこの映画を前作と比較するのは少々酷じゃないかとも思う(笑)
ただこの映画そのものは夢のある話だし音楽もいいものが多いから、もし今自分に当時の自分くらいの子供がいたら見せてあげたいと思うくらいにはいい映画だったと思います。

一つだけ気になった点としては一番最後の大団円シーンでコリンファース(役名なんだっけ?w)が風船で空を飛べなかったところ。
メリーポピンズの手にかかればみんな笑顔になれるんじゃないの?と。
前作でも最後は意地悪だった銀行の役員たちもみんな一緒に凧揚げを楽しんで、頭取も笑いながら宙に浮いて最後は幸せな気持ちのまま死んでいった。
今作でのコリンファースも、頭取を首になってすべてを失った後に「あんたも風船を持ってみるかい?」と勧められて、では一つと「自分からとった(歩み寄った)」にもかかわらず皆と一緒に飛べなかったのは少しモヤッとしてしまった。
勧善懲悪はメリーポピンズには似合わない。