ガーコ

手紙は憶えているのガーコのレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
5.0
ずっと観たかった映画の一つ。

最後の最後に待ち受ける衝撃的な結末に、涙が止まりませんでした。

認知症を患う90歳の老人は、第二次大戦中にユダヤ人捕虜だった悲しい過去を持つ男。

ナチに家族を殺された復讐を果たすために、認知症でありながらも容疑者を求めて長い長い旅出ます。

寝むるとすべての記憶を忘れてしまう彼にとって、常に肌身離さず持ち歩いている手紙が命綱。

手紙を頼りに目的の為に、不安定な体を必死に動かしながら犯人の元に歩んでゆきますが、最後でまさかの衝撃的結末…。

全てを忘れた男に待ち受ける、悲劇の幕引きとなりました。

ミステリーでもあり、歴史物でもある、両方の面から楽しめる作品。

この作品は、ずっと心に残るものとなる気がします…。
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