ガーコ

アイネクライネナハトムジークのガーコのレビュー・感想・評価

4.0
三浦春馬さんの追悼作品として観てみました。

この映画を通じて、幸せを感じる瞬間について考えました。

辛いことっていうのは、その瞬間に嫌だとか辛いとか瞬時に感じる気がします。

でも幸せっていうのは、その時は分からなくても後からじわじわと「あぁ、あの時のあの瞬間は幸せだったんだ」と悟るものなのではないでしょうか。

初めはわからなかったことでも、10年の時を経て改めて実感する幸せこそ本当の幸せなのかもしれませんね。

この映画に出てくる人たちも、そんな小さな幸せにたくさん救われている気がしました。

生きていれば、良いことも悪いことも、いろんなことがたくさんあります。

だからこそ、そんな中で幸せを見つけるってとても大事だと思うのです。

些細な幸せって実は、生きているとあちらこちらにたくさん落ちている気がします。

三浦春馬さんも、もっと小さな幸せにたくさん気づけていれば、死を選択することはなかったんじゃないか…。

そんな気持ちが沸々と湧いてきました。

彼はもうこの世にいませんが、この映画の彼の笑顔で、たくさんの人を幸せにしてくれているはず!

三浦さんの笑顔が画面に映るたびに、幸せな気持ちにと切ない気持ちが同時に押し寄せる、なんとも深い映画鑑賞となりました。

三浦さんが、天国でたくさんの幸せを見つけているといいな。
ガーコ

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