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親愛なるきみへのsatchanのネタバレレビュー・内容・結末

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 こんな良い映画があったなんて。チャニング・テイタムがこんなに魅力的な俳優だったなんて。アマンダ・セイフライドもこんな演技派だったなんて、知りませんでした。感動で涙が止まらず、鼻がつまってしまって、しばらく眠れない状態に。泣いた泣いた。映画の大部分は、手紙に綴った思いや、遠くを見つめる目などで描かれているのに、セリフじゃなくてもこんなに伝わる映画があるんですね。
 海の桟橋での出会いが良かった。恋に落ちた2週間、最初のバーベキュー、戦地へ赴いてからの遠距離恋愛、素敵なシーンの連続でした。そして訪れる突然の別れと再会。別れの理由。サヴァンナの相手は、予想していた人ではなくて、衝撃が走りました。私も、違うと思ってた。いっそ、あのお友達だったらよかったのに。それなら、殴り倒して、スッキリできたのかも。
 ジョンのお父さんやティムの息子を理解するサヴァンナの優しさが良かったんだけど、それが仇となってしまい、より涙を誘いました。サヴァンナがもう少し待っていてくれれば…。9・11による運命の悪戯はタイミング悪く、意地悪です。
 冒頭の「撃たれた時〜」で始まるお手紙は、てっきりサヴァンナ宛てだと。言葉がなくても分かり合える、親子共通の趣味って良いですね。サヴァンナとの別れの理由もわからず、あのシーンで終わってしまうのかと思ったけど、続きがあって良かったです。ガソリンスタンドで振り返った時の微笑みがたまらず良い!もう一回見ちゃおうかな〜。
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