「信じる者は救われる。」という言葉が聖書にあるが、「信じる者を間違えれば地獄を見る」というメッセージを含んだ映画だった。
全体を通して聖書から引用したのかと思う点が多々あり、キリスト教に触れたことがある人の方が深い考察ができるような作品だった。
よくあるゾンビ映画ものかと思って観ていたが、エクソシストを彷彿させる悪魔祓いのようなシーンもあり、また疑心暗鬼になるサスペンスの要素もあり、とても楽しめた作品だった。
ただ、子どもを持つ身としては、どうしても主人公の娘が苦しむシーンはら内容よりも胸の痛みが辛かった。
全体を通して、シリアスなシーンや身の毛のよだつシーンが多いが、主人公の体型やかもしだすゆるい空気感のおかげというか、そのせいというべきか、暗くなりすぎない雰囲気も、個人的には好きだった。