そうのすけ

哭声 コクソンのそうのすけのネタバレレビュー・内容・結末

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

連続する謎の殺人事件にはとある日本人が関係しているという噂をきっかけに、謎の夢や娘の変化を経て、怒涛の後半へ向かっていく作品。
グロ描写や演技なども素晴らしくて、特に主人公の娘の高圧的な態度とお祓いなどによる叫びが印象的で、そこに流血表現が相まってすごく怖かったですね。
しかし一番の良かったところは(特に後半数十分の)展開などがとても考察しがいのあるものになっていて、答えという答えがない結末で、複数の「もしかしてこういうこと?」みたいな思いを抱きながらエンドロールを迎える感じなのでものすごく余韻に浸れる作品だと思います。
僕自身は韓国という仏教とキリスト教の二つが存在しているからこそ、後半の混乱・どんでん返しな展開が成立できた作品だったのかなと思いました。
正直頭が?の状態ですが、日本人の通訳を担当する男が十字架とかを抱えてるのとかは、悪霊とかが割とメインの話になって、むしろ邪魔になりえるキリスト教的要素を入れているからこそ何かしら必然性とかがあるのかなと思いました。(全然ミスリードもあり得ます)
祈祷師が「日本人は俺たちの味方だったんだ」的なことを主人公に伝えたのは、祈祷師は日本人の手によって操られているし、あくまでも探知したのは仏教的な悪霊であって、日本人は仏教系には無関与な状態。
でも、それはキリスト教の悪魔には適用されない、だから本当の敵的な演出(個人的に)がされていたあの女性は本当にヒョジュンを救いたい主人公側の人で、日本人のあの変身のところなんかは仏教的なおどろおどろしい感じの演出というより、悪魔とかの邪悪さ・悪い理性的なのだったのではと思っています。
うん、何言ってんだろう。わかんない。
そうのすけ

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