ジャクソン・メイン(ジャック)はカントリー歌手として有名なセレブだが、酒とドラッグに溺れ、片耳も長年のライブ活動で聴こえなくなっていく日々を送っていた。そんなある日、立ち寄ったドラァグバーのイベントショーでとある女性のパフォーマンスに心を震わせられる。彼女の名前はアリー。父親と暮らしウエイトレスとして働いている彼女の才能を見出したジャックは彼女を自分のライブに招待し、その才能を開花させるが…な話。
ミュージカル映画と聞いていたので歌って踊るソレかな？と思っていたら、効果的に歌が使われている感じで、いい意味で裏切られた。
レディーガガとブラッドリー・クーパーの歌声が当たり前なんだけどイイ。一曲の歌の歌詞の持つ意味が物語が進んでいくごとに変化して、味になっていくのも良かったし、ライブシーンも迫力があって良かった。
アリーが売れていくことを喜びながらも、今の酒浸りな自分と比較してしまうジャック。一緒にいることも別れることも辛くなってきて、どんどん深みにはまっていく姿は物悲しかった。
あえて難を言うとすればシナリオが現代の話の割にはやや古臭いかな？と思ったんだけど、かつての映画『スタァ誕生』のリメイク作品と知ってまあ納得。あらすじを見る限り、きっちり再現もされてそうでいいんじゃないかなと思った。
