いじゃ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜のいじゃのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

シャアとララァ、アムロとフラウという、1年戦争でもカップル(厳密には違うけど)として描かれた2組が戦争の中でまずどのようにその運命が翻弄されたのかが描かれていました。

ララァとシャアの出会い!
テレビシリーズの頃から大好きな2人なので、シャアに焦がれるララァがすごく可愛かった〜〜!
テレビシリーズはアムロ目線なので、ララァは神秘的な女性の印象ですが、シャア側から見ると神秘的な女の子なんだなぁと感じる。
辛い状況から手を引いてくれたシャアって、ララァにとって絶対に大切な存在だよ。

そして一方で、アムロの身の周りを気遣うフラウが健気でかわいい。
少しお節介でもう放っといたら?と思うけど、ここでフラウが完全に見捨ててたらテレビシリーズのアムロはいなかったよなぁ。
フラウだって戦時中というギリギリの状態なのに一人ぼっちのアムロを気遣って手を焼いているのが、フラウだなぁと思った。
だからこそ、アムロのあまりの率れない態度にブチ切れて泣くのも、この子も普通の女の子なんだな、と安心した。

一応歴史的にはテム・レイがガンダムと名付けた重要なシーンで作品は閉じます。
しかし私はこの2組のやりとりがとても印象に残った。
焦がれて尽くして、というところはララァもフラウも一緒だけど、導かれたいララァと守りたいフラウなんだなぁと思いました。
とてもよかった。

あと一番好きなカイさんもちょっと出てきたのが第4章。