takanoひねもすのたり

ドクター・エクソシストのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ドクター・エクソシスト(2016年製作の映画)
3.0
もろB級臭の漂うタイトルですよねー😅
原題はIncarnate(化身)です。

主人公はセス・エンバー博士(アーロン・エッカート)悪魔マギーにより妻子と脚を失い以来車椅子生活。彼は他人の心にサイコダイブをして悪魔に取り憑かれた人達の心を現実に引っ剥がすエクソシスト。
ある日バチカンから使者がきてキャメロンという少年についた悪魔をなんとかして欲しいとの依頼がある。
実はその悪魔、彼に因縁のある悪魔マギーらしかった。

サイコダイブというと「セル」でしょうか。
でも精神世界での脱出口の出方とか「インシディアス」に近い気がしました。
精神世界の描写は日常的なものからの地続きで、悪魔に憑かれてる人はそこが現実じゃないことに気が付かないんですね。
そのため美術的に凝った映像はあんまり無いです。

さて問題のキャメロン少年は、ホームレスの老婆と目を合わせたため悪魔に憑かれてしまったらしい。たまたま運が悪かった…笑

で、この悪魔が狂暴でキャメロンの体を使い、ホームレスの老婆を殺し、更に殺しを重ねるのですが、何故彼が警察に保護されないのか終始謎!そうなったら話が転がらないので仕方無いですけれど、結構強引な展開です😅

セスのサイコダイブには時間制限があります、8分。
その間に相手を説得し悪魔から引き離さないといけないのです、なんというハードモードw
果たしてセスは悪魔に勝てるのかどうなのか。

割と細かいところは大雑把。
悪魔憑きの神父から作ったのが血清って…どういうことなのねん?とか何故悪魔マギーがセスに執着するのか分からんよ?とか諸々。
まあでも細かいこと気にせずに力技派エクソシストと思えば楽しく観れました。
精神世界でボコボコに殴り合ってるのも面白い。

タイトルからどんなへっぽこオカルトかと思いきや、意外に結構面白く見れました。