NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞
”共に戦えたことを誇りに思う"
〜クルト・シュタイナー
”捜し物は?"
“すでに見つけた｡二度と見失わない！"
〜リーアム・デブリン
未レビュー、数十年ぶりの再鑑賞｡
過去、イイネ！頂いた皆様、ありがとうございます。
第二次対戦中、チャーチル首相誘拐計画に命を賭けたドイツ特殊部隊を描いたジャック・ヒギンズのベストセラー小説を、『大脱走』のジョン、スタージェス監督が映画化した男たちのドラマ｡
原題 『The Eagle Has Landed』
1976年英・米作品
監督 ジョン・スタージェス
脚本 トム・マンキーウィッツ
原作 ジャック・ヒギンズ （早川書房刊）
音楽 ラロ・シフリン
撮影 アンソニー・B・リッチモンド
出演 マイケル・ケイン ドナルド・サザーランド ロバート・デュバル ジェニー・アガター ドナルド・プレザンス アンソニー・クエイル
（NHK番組内容より）
1943年、イタリア山中に幽閉されていたムッソリーニ救出を成功させたヒトラーは、英国首相チャーチルの誘拐計画“イーグル作戦"を実行する｡
指揮官に選ばれたシュタイナー大佐（ケイン）以下16名の精鋭空挺部隊は、先発し現地入りしたIRAの兵士デブリン（サザーランド）の手引きで、チャーチルが静養するイギリス東海岸の地に舞い降りるが……
原作は、ジャック・ヒギンズによるイギリスの冒険小説。
第二次世界大戦中の英国領内にある寒村を舞台に、英国首相ウィンストン・チャーチルの拉致という特殊任務を受けた、ナチス・ドイツ落下傘部隊の冒険を描く。
1975年に発表され、英米において発売直後から約6か月もの間ベストセラーに留まり続け、当時の連続1位記録を塗り替えた。この原作を『大脱走』のジョン・スタージェスが映画化｡
名優たちの渋い魅力が光る｡
本作の物語上における「鷲が舞い下りる」とは、作中において主人公が率いるドイツ空軍の降下猟兵の部隊が、降下に成功したことを本国に伝えるために用いる架空の作戦行動上の暗号（コード）である。
ヒギンズの名を知らしめることになった代表作でもある本作は、1943年9月に成功したムッソリーニ救出作戦を背景として現実の事件や人物を織り込みながら壮大な物語が展開され、後に「ヒギンズ節」とも呼ばれる著者の作風を確立させた作品となっている｡（Wikipediaより）
原作は既読｡ヒギンズは好きな作家｡
当時、シュタイナーたちドイツ軍人の主人公たちをヒロイックに描いた作品は珍しく、サム・ペキンパー監督作『戦争のはらわた』（1976）と双璧で主人公たちが魅力的‼️
原作は、その後、”完全版"が出ているよう｡登場人物たちのエピソードがさらに追加され、より魅力がアップ↑
読んでみたい……
双方の作品の主人公の名前が”シュタイナー"というのも偶然⁇
再鑑賞のきっかけは、
私の愛読書、『新・冒険スパイ小説ハンドブック』（早川書房刊・2016）での原作レビューより｡
現在は、マーク・グリーニー著、『暗殺者グレイマン』シリーズにハマりかけているところ｡
本題に戻って、原作では主人公シュタイナーの階級は中佐｡
数十年ぶりに観たが、開始早々、ラロ・シフリンのテーマ曲はしっかり覚えていた‼️
水路に落ちた村の幼女を助けるシュタイナーの部下のシーンが記憶よりずっと早かった⁈
オープニングで語られる、イタリアの首領ムッソリーニが幽閉された山岳部の山荘からの救出劇はナチス親衛隊中佐スコルツェニー立案・指揮による空軍降下猟兵（パラシュート部隊）精鋭の活躍は史実｡
この作戦ではパラシュート降下ではなくグライダーでの強襲｡
そこから作品のアイデアを膨らませた原作は魅力的でワクワクしながら読んだ！
そして終盤、シュタイナー大佐はチャーチル首相の拉致に成功するのか⁈
古い作品ながら、マイケル・ケイン、ドナルド・サザーランド、ロバート・デュバル他、男たちの熱いドラマが炸裂する名作でした‼️‼️
【忘備録】
（原作）
1992年10月に発行された書籍『冒険・スパイ小説ハンドブック』で発表された人気投票の集計結果では、本作が冒険小説部門における第1位、他に3つのジャンル（海洋冒険小説、スパイ小説、謀略・情報小説）を含めた総合ベスト100では第5位の人気を獲得した。また、好きな主人公・好きな脇役部門においても本作の主要登場人物がそれぞれ3位、2位にランクインしている。
（キャスト）
・クルト・シュタイナー Steiner
- マイケル・ケイン
・リーアム・デヴリン Devlin
- ドナルド・サザーランド
・マックス・ラードル Radl
- ロバート・デュヴァル
・モリー Molly
- ジェニー・アガター
・ヒムラー Himmler
- ドナルド・プレザンス
・カナリス Canaris
- アンソニー・クエイル
・ピット大佐
- ラリー・ハグマン
・クラーク大尉
- トリート・ウィリアムズ
・Joanna
ジーン・マーシュ
