ミヤサン

喜望峰の風に乗せてのミヤサンのレビュー・感想・評価

喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)
3.6
ヨットの単独航行、無寄港での世界一周レース。
なんやかんやあるだろうと思ってたら、予想を上回るベクトルでヘビーだった。

こういうの、自分のためならまだしも生活や家族を背負ってやるのは厳しすぎると思った…いつの間にか知らない人の期待まで背負って、罪を犯さざるをえない状況に。
彼の決断を、身勝手だと思うけど、そう言いきれないしんどさがあるな…

見てるだけで船酔いしそうな映像。
ドナルドがおかしくなってきた辺りの幻覚、派手ではないけど背筋が凍るような怖さがあった。
気が触れたような表情が、決断をしたあたりで正気に戻ってたのも悲しいし、すごい演技力。

映画だって分かってても、コリンファースをあたたかい湯船に入れておいしいものたくさん食べさせてあげて!ってなる……
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