抹茶マラカス

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

3.7
ナチス第三の男ハイドリヒ暗殺作戦を描く。ヒトラー、ゲッペルス、ヒムラー辺りは押さえていたが、ハイドリヒはそこまで知らなかったのでまずは勉強に。
 その上で、意外とあっさり進む暗殺劇やすんなり死んでいく人たちに戦争の無情さを感じる。この暗殺が劇中でも示唆されたように連合国がチェコをどう処遇するかの試験紙にされていたと思うと非常に悲しい物語である。
 基本的に静かだが、ハイドリヒの死の瞬間が描かれなかったりと暗殺及び潜入ものとしてはカタルシスに欠けるのも事実。