ミサホ

RAW〜少女のめざめ〜のミサホのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.8
とんでもない珍品でした。
面白かった!
ジュリア・デュクルノー監督作品はこれで2作目。先に『TITAN/チタン』観たので、それに比べたら、エグいけどもまだソフト(かぁ?)でしたよ。

そして、フランス🇫🇷の変態映画にはもれなくご出演(かぁ?)のローラン・リュカ様もお目にかかれて嬉しゅうございます。

目醒めてしまいましたね…
こうなったらしょうがない。
欲しいものは欲しい!
食べたいものは食べたい!

カニバリズムの世界は分からないけれど、両親が、“それ”が目醒めないように、肉食をさせずにいたけれど、とんでもない方向から目醒めてしまうのだ。

獣医学校の先輩も新入生に対して、もっと品のいい歓待の仕方があるだろうに…。あれで立派な獣医になれるのか、そっちが心配になるよね。

目醒める女の子ジュスティーヌを演じた、ギャランス・マリリアーが魅力的。三白眼と細い顎、そしてすぐに赤くなる頬が可愛い。『TITAN/チタン』では、さほど魅力は感じなかったけれど、これは良かった。

ジュスティーヌの姉のアレックスもカッコいい。この監督さんは素敵な女の子を集めるの上手いね。

そしてグロ描写がエグいよね。
肉片とか、ハイエナが食べ残したあとみたいな骨丸見えの部位よりも、髪の毛?を吐き出すシーンはキツかったなぁ。

こっち系も最早、タブーではなくなったのかな?ティモシー・シャラメの新作『ボーンズ・アンド・オール』といい、どんどん垣根を超えてくるね。
ミサホ

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