ベジタリアンとしてずっと育ってきたジュスティーヌは、大学の寮生歓迎会(という名の新人への洗礼浴びせイベント)でウサギの腎臓を食べさせられてしまう。
それからというもの、全身の発疹や異常な食欲に悩まされるようになり、遂にあるものへの抑えがたい欲求が…
序盤から出てくるジュスティーヌのルームメイトが肉付きのよいゲイの青年という時点で、この映画の行く末が何となく想像できて、絶対ヤバいやん…とか思ってたら終盤の怒涛の展開と最後の最後にとんでもないオチが用意されていて、エンドロール中も総毛立つ戦慄。
と同時にジュスティーヌのベジタリアン設定や、1学年上の姉の微妙な態度など、絶妙な伏線がラストで効いてきて、意外なほど巧みな脚本に快感も覚える。
鳩尾のあたりがゾワゾワしてくる、戦慄&快感のキモおもしろ怖い青春映画。