映画二十郎

浮雲の映画二十郎のレビュー・感想・評価

浮雲(1955年製作の映画)
3.3
さすが“やるせなきお”監督、嫌な映画だった。あっぱれ!
監督ももちろんそんな思いじゃないだろうけど、敗戦が二人をこうさせたんでは決してないよね?大変だったろうけど、今だって全然ありえる事だし世界中で起きてるだろう事だよねえ。結局“生き方”なんだな。

ただあの闇市みたいなのセット?は凄いし、最初の二人で歩いてく背中を追うシーンなんか良かった。雨漏れの水滴がバケツに当たる音で表す“孤独”も凄い。

森雅之と高峰秀子の立場が何度も入れ替わる。男の汚い所が沢山出てきて観ていると小さくなってしまう。あいつ3人殺したな
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