Marisol

永遠と一日のMarisolのレビュー・感想・評価

永遠と一日(1998年製作の映画)
4.8
とても良い作品だった。これまで見たアンゲロプロス作品の中で1番好きかもしれない。『ユリシーズの瞳』のように、過去と現在をいったりきたりするのだけれど、全体的に優しくて穏やかな雰囲気が流れていた。他の作品より???となることは少ないのでは。「言葉」をテーマにしているところも個人的にすごく好みで、色あせた場面とギリシャ的な青と白の鮮やかでノスタルジックな場面が言葉でつながるのも面白かった。初めて見たときはなんとも虚しく思ったけれど、もう一度見たら、希望に満ちた感じとか、力強さをより感じた。自分にとっては文句なしに素晴らしい作品だった。

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明け方の星が地球と別れを惜しむ朝
一瞬古代都市が海の上に出てくる
その時すべてが時が止まる

時って?

砂浜でお手玉遊びをする子供
それが時だってさ
Marisol

Marisol