〝教えてくれ!明日の時の長さは?〟
傑作臭漂う冒頭から、場面は切替わりこれまた傑作臭。パトカーに追われ、公道のど真ん中を疾走する少年集団の光景はもはや〝世紀末〟、、観ながらベルイマンの「野いちご」を連想したが、これまた別次元の味わい深さである。
中盤以降からポエムは加速し、若干だれて来たか、、と油断させての後半の畳み掛けには放心するしかなかった。(バスのシーンでスイッチ入る!)そこから先はどこで幕閉じしてもベストショットになりそうだ。少年までもが〝詩人化〟してるのが気になったが、あとはどうしようもなくツボだった。
言葉に出来ないけど、それでいいと思う。人生の最後ぐらい明るい景色で終わりたい。