自分は高級なレストランなぞ行けない😓が、一流の厨房には興味がある。
なので、今月無料期間で利用しているU-NEXTで見つけた時はすごく嬉しかった。U-NEXT、偉いぞ。
さて、2015年の春。どんな風にコペンハーゲン本店から店まるごと持ってきたんだろうかと観始めてみる。
作品全体を通し各皿担当のスタッフに焦点を当てる構成。慣れない日本で調達する素材のみでカリスマシェフ、レネ・レゼピを納得させられるか？！というスポ根の様相もあり中々見応えあり。
本店を閉め、総勢77名大移動の限定ポップアップである。あ、ちょっと今回失敗しちゃったね、で済まされない緊張感。
丁寧な仕事するんだろと予想はしていたが、例えば鴨。マンダリンホテル地下3階で、スタッフ全員で羽根をむしり取るところからです。ちなみに素材はレネ氏が一年かけて日本のあちこち漫遊し集めたらしい。このパートは少ししかないが結構面白かった。
各皿担当はレネさんに怒られたり褒められたりしながら究極の一皿を各々作り上げていくわけだか、私生活なぞ省みず料理に励む様子はもう修験者。
出来上がった一連は、正直美味しそう！という感じではない(活きボタン海老に蟻乗ってたり)
ノーマで食事をするということは、腹を満たす、栄養を取る、そういうことではないらしい。
体験型アートかな。10万位の。
普段の食事もそれはそれで感動することもあるが、おそらくノーマで得る舌の感動は別次元のようだ。
実際食事をなさった方のブログなど読むと大変面白い。
最近、京都でも限定開店していたそう。
そしてノーマ本店は2024年末に通常営業を終えキッチンラボとして機能、今後は世界で期間限定の店舗を開催する予定。
シルク・ドゥ・ソレイユのように楽しみに待つレストラン。松屋もマクドも必要だけれど、遠い延長線上にノーマもあっていい。世界には色んな人がいるものだ。
