しゅう

シュガー・ラッシュ:オンラインのしゅうのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2D吹替版を鑑賞。

近年、物語のテーマ設定とその解決や悪役の扱いに若干引っかかることも多かったディズニー映画だけれども、今回は凄い脚本が上手く嵌まっていたと思う。

「大事な友達と生きる道が別れる」事、そしてそれを受け入れる事を言葉の説明ではなく、活劇に仕立てて観せる見事さ(あと、友達に精神的に過剰に依存する醜悪さもキッチリビジュアル化)。

また、一人の悪役に物語の負の部分を一身に背負わせるのではなく、寧ろ主人公の負の部分を悪役として具現化させて、その克服と悪役の浄化をクライマックスに置くのも秀逸。

それでいて、新しい世界に身を投じるヴァネロペに対して、現在の変わらない日常に留まるラルフの生き方を決して否定しないのも良かった。
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