ユースケ

こどもつかいのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

こどもつかい(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

大人にいじめられた子供が失踪し、その3日後、子供をいじめた大人が謎の死を遂げるというトミーの呪いの謎を追う本作は、Jホラーを世に知らしめた【リング】をジャニーズ風味に仕上げた素敵なポンコツ映画。監督は【リング】の中田秀夫監督ではなく【呪怨】の清水崇監督。

ビジュアル系バンドみたいな衣装と大仰な舞台芝居で【ハーメルンの笛吹き男】を思わせる呪いのトミーを演じたタッキーと新聞記者を演じたポンコツな有岡くんのおかげで物語からリアリティが消滅。こんな作品でトラウマ持ちのヒロインを真面目に演じた門脇麦さんにはお悔やみ申し上げます。

みどころは、「しゅんやー!」の叫び声と同時に大丈夫ポーズをかます門脇麦、アパートの窓や扉から同時に飛び出す白塗り&白目の子供達、そして、食い気味の「絶対嫌でーす!」のセリフがたまらないタッキーと有岡くんのお店屋さんごっこ。
子供に悪戯する有岡くんの友達と呪いのトミーを作り出した白ブリーフのトミーの変態っぷりや日本語歌詞だと思っていた呪いの歌が英語歌詞だったというアイデアも悪くはなかったと思います。

リアルこどもつかいのジャニー喜多川さん。スペオキのタッキーの初主演映画がこんな作品でいいんですかね…