このレビューはネタバレを含みます
30年前の古典的館ホラー。
恐怖の間宮婦人が襲いかかる!
暴走ハイハイベビーを焼却炉で燃やしてしまった間宮婦人は、我が子があの世で遊び相手に困らぬように村の赤ん坊を拉致しては焼却炉で燃やしまくる。
クレイジー!
それからなんやかんやで影と同化し、館に入った人間は皆殺しにするモンスターへ。
そこへ、間宮(夫)の絵を撮影する為にテレビ局のスタッフがやってくる。
子供の誕生を時系列順に描く壁一面の絵画が、焼却炉事件の後豹変するという演出は、あの異様な雰囲気も相まってナイス。
光で何とかしようと試みるも、ガソリンスタンドのおじ様曰く、
そんなことをしても影が出来るだけ。服の中にも、握った拳の中にも影は出来る!
無敵の間宮婦人に対抗するには心の強さが必要だが、ガソリンスタンドのおじ様曰く、普通の女が母親に勝つのは容易ではないとの事。
グロい死に様の多い本作だけど、巻き込まれただけのこのガソリンスタンドおじさんが最も壮絶で、いくら何でも可哀想。
直立不動のまま燃やされて、肉が焼け、汁が飛び出し、骨になり、炭化して崩れ落ちる。
おじ様…。
ヒロインが間宮ベビーを棺ごと掘り起こし、ぶちギレ間宮婦人が登場。
めっちゃ化け物。
幽霊でなく、めっちゃ化け物。
ラストは昇天して青空へ還る。
確かに、ゲーム映えしそう。
あとちょっとマイナスなのは、子供の悲鳴が独特。
DIR EN GREYのKYOのホイッスルボイスの如き悲鳴。
ホァーーーーーーーーー!
みたいな。