因果応報、去れども不条理ここに極まるって作品。
これね、かなり好き嫌い別れるよ。
私は雰囲気&構成的に好きなヤツ。
長尺ゆえに、ちゃんと設定と状況、そして意図を把握できてないと『?』で終わること受け合い。
後、なんで?っていう感覚は絶対感じるので、そこは簡単に怨みと生への執着と考えて楽しむのがいいよ。
難しく考えると疑問がわきすぎて結局『?』モノになるからね、そこも踏まえて不条理な作品ではあるけどね。
親の責任を家族が報いる。
この構成は胸糞極まりなくて善き。
これは親子だけじゃなく、社会でもある構図よね。上司の尻拭いって言うあれね。
責任を自分でとれるかよく考えて行動するのが大事よね。
そこまで考えて生きるのはしんどいけどね。
後半までに組まれたロジックが解放される後半戦。
ここが本当に秀逸。
他を蹴落とす、背に腹は変えられない媚びかた。
家族?いや最後は自分でしょ?これな。
無償の愛への逆説的構図は激胸糞よ。
マーティン演じるバリーコーガン。
この子ヤバすぎ。
この子の不穏さを観るためだけに見てもいいくらい素晴らしい。
パスタ抱き抱えてるあのシーン。ポスターかTシャツでほしいわ
※冒頭の心臓の躍動が、この物語が生がテーマとメタってるよね。