仁烏

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの仁烏のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

淡々とイヤーな雰囲気のまま進む映画。
マーティンはなぜそんなことが出来るのか、娘はこんな目にあってまでもなぜマーティンに惹かれるのか…よく分からない部分もあったけど、人間の本質的な怖さみたいなのがあって良かった。
最初は愛し合っている素敵な家族だったのに、優秀な方を残そうだとか、また作ればいいから選ぶなら子どもだとか、いい子になって自分を残してもらおうとしたりとか……。
そりゃ死を目前にして回避出来る方法があるなら、生きたいと思うよね。
家族だろうと他人だもん。
ラストのロシアンルーレットは、打つ時くらいはしっかり狙った方が、ちょっと外れて苦しむのもかわいそうじゃない?とか思ってしまったあたり、自分も1人犠牲にするのは仕方ないと考えてるんだなと怖くなった。
仁烏

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