なんという後味の悪さか!!
素朴で幼さの残るあどけない表情、
その口から家族を苦しめる呪詛を吐く。
マーティンとはいったい何者なのかー
とにかく気持ちが悪くて、
エンディングが終わっても眉間に寄ったシワが暫く戻らなかった。
ギリシャ神話を基にしたお話とはきいていたけど全く理解できなくて終始居心地の悪さを感じる不条理スリラーといった印象です…(´Д` )
ジェニファー・ローレンスの『マザー!』のような強烈な映像表現は無いものの、こちらは気持ちを激しく揺さぶるようなBGMが随所で効果的に使われていてかなり恐怖を煽られましたよ!
美しい娘キムちゃの無垢な歌声さえも不気味に聴こえちゃうんですよね〜
青年マーティンに翻弄される心臓外科医を演じたコリン・ファレル。
なぜか苦手で『SWAT』や『ファンタビ』でくらしか見たことが無かったのですが、今作での彼はとても良いですね!
濃ゆい髭を蓄え、でっぷりとしたお腹もキュートで全裸で椅子に座る姿はどっかのクマさんのよう(*´艸`)
ニコール・キッドマンの際どいシーン、
まさかのパイ◯ンや手コ◯などなど、ある意味スリリングな描写もありで121分と長尺ながらも飽きのこない映画でした。