HidekiAndo

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのHidekiAndoのレビュー・感想・評価

3.4
全身麻酔

外科医のスティーブン(コリン・ファレル)
妻 アナ(ニコール・キッドマン)
息子 ボブ
娘 キム
スティーブンの元患者の息子 マーティン
主要登場人物はこんなもんです。
なので、話自体もそんな難しくないです。
冒頭から強烈な描写で、グッと引き込まれます。
スティーブンとマーティンの関係性、マーティンという存在の『不気味さ』への興味で、さらにグーっと引き込まれます。
独特な距離、高さのカメラワーク、広い画や音楽も、不安な気持ちにさせられ、非常に効果的でした。

な の で す が
結果『よくわからない』。
所謂『不条理モノ』だと思うんですが、自分の嗜好性による所が大きいと思うんですが、観た作品に対し納得や関心させられるような『ある種の解決』、『何かをする側の満足感』だったりを求めてしまうのに対し、ここにそれはありません。
そしてマーティンの『力』なのか、子供たちの『思い込み』なのかはっきりしない感じ(己の理解力不足も含め)。

好きな要素がすごく多かったのですが、それらを結びつける『プロセス 方法』が、どうやら自分には不向きでした。

『めちゃ良かった!』言う気満々だっただけに、んーー残念!
HidekiAndo

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