監督矢口史靖、主演小日向文世のサバイバル要素のあるコメディ。
もっとコメディ色が強い作品と思っていたが、意外と真面目にサバイバルものをしております。
出演陣の演技は皆さん結構良いです。最初はいがみ合っている家族がサバイバル生活を続けて絆を深めていく。ベタな話だけどロードムービー要素も含めて悪くない。ただ細かい所でツッコミどころ満載なので、あまり粗探しをせず観た方が良いかな？
サバイバル要素もリアリティという点では疑問があるけど、普段電気に頼っている都会で急にそれが使えなくなったら？っちゅう啓蒙的なモンとしては良いんじゃないでしょうか。これが海外ものだと飛行機は落ちるわ、人はパニックで死にまくるわ、総督を名乗る狂人が現れるわで大変でしょう。電池まで使えなくなるってのも無理があるので、そこはファンタジーと割り切ろう。
まあ、サバイバルの初歩の知識も無い都会人があの状況で四苦八苦するのは分かる。それにしてもお父さんがアホな子すぎるのは気になった。あんな無謀な事ばかりしてたら普段の仕事も出来ん子じゃあないかな？ってくらい無能に描写されすぎとる。
本格的なサバイバルものを期待すれば裏切られますが、カジュアルに軽～く観る分には良いかなってところです。決してつまらなくはないので。ま、コレを機会に普段から準備を怠らず災害に備えよう！ってことですね。
