モールス

ツイスターのモールスのレビュー・感想・評価

ツイスター(1996年製作の映画)
3.5
ヤン・デ・ボン監督のパニックムービーで期待に応えてくれた作品と思います。
「ツイスター」のタイトル通りにひたすらそれを追う竜巻ハンターたちの物語です。

V F X が発達したからこその映像が沢山あり、大型トレーラーや牛が宙に浮かんでるシーンは圧巻です。そんな怖ろしい竜巻の調査に執念をみせるのが主人公(ヘレン・ハント)です。本作の彼女はアクティブで情熱的なイメージがよく似合ってました。
劇中では、主人公の元夫(ビル・パクストン)が彼女のところに再婚相手を連れてくるなど女性としては辛い描写もありました。そんなことも竜巻が発生するとスイッチが切り替わるのですから、羨ましいぐらいポジティブです(笑)
あと竜巻のメカニズムを解明するためにセンサーを竜巻に吸い上げさせる下りは面白かったですね。未知のものを解明しようとするのは、人間の本能的なものではないかと感じたりしました。

本作を鑑賞する側としても竜巻の内部を視覚的に捉えるなんて絶対にできません。その意味で本作は価値があったと思いますよ。
パニック映画の佳作ですね。
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