名前や仕事や住む場所をコロコロ変えてる女の話で、amazon制作ってこともあるし今だとSNSのペルソナの使い分け話にも読める。
知り合いのいないネットだと好きな自分になれる、それを「偽り」と言う人もいるけど自分の中から出てきたものなのだから紛れもなく自分ということになる。
映画でもこの他人から見たら変かもしれんけど本当の自分という部分が描かれていて、嘘や虚言ではダメだということが強調されるし説得力があった。
誰しも少なからず経験があるようなことだと気付かせるのも上手くて、ネットもそうだし高校デビューとかグループによってキャラ使い分けるとか、それはその場所その場所で気持ちいい自分になったりなろうとしたり、映画はその規模をでかくして変人に見せつつ別に変なことではないよという事だと思う。
過去を捨てることはそれだけ過去に囚われてるとも言えるし、何が本当に大事なものなのか考えるきっかけにもなる。
テーマは面白いけど序盤のインテリパーティシーンが退屈すぎた。
単にインテリとパーティが嫌いというのもあるし、深そうなテーマは浅そうな話に見せかけるのがクールだと思う。
