父親って、うるさくって、お節介で、頑固。でも時々見せる愛や、優しさに、やっぱりお父さん好きってなるんですよね。
そんな父親の不器用さが詰まった作品に。
この作品のお父さんははっきり言って最低です。なんならお母さんも最低。でも4人の子どもにとっては彼らが親。切っても切っても切り離せない存在だし、愛おしい存在なんです。
ウディハレルソン扮する父は本当に最低で、この作品を好きになれない人が多そうな感じはあります。でも、父親として許せない部分があっても、父親の隠れた優しさに触れる経験をしたことがある人にとっては、結構感慨深い作品かもしれません。
お父さんって結構ずるいですよね、私の父もそうです。笑
私の父も、こいつは愚息だとか、何やってんだよお前はとか、お前は泣き虫だとか、色々言われます。でも、誰よりも夢を応援してくれるし、息子には全く見せない優しさが実は自分の人生の各所に散らばっていて…その厳しさと優しさの上に今の自分が成り立っていると思うと、父を好きにならずにはいられません。
そんなふうに観ていて思える作品でした。