ゆみゆみ

サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶のゆみゆみのレビュー・感想・評価

3.4
父親からの虐待の過去を本にしたスティーブン(ジェームズ・フランコ)。その朗読会に死んだと書いた父親ニール(エド・ハリス)が現れ、書かれたような事実はなかったと聴衆の前で発言する。

ジェームズ・フランコ、スパイダーマンのハリー役の時の繊細な雰囲気はなく、髭面でガタイも大きく、力強い感じがするスティーブン役。でも目が際立って甘い。微笑みが優し過ぎてキュンとくる。でもこの笑顔はこの役とは合ってないかもなー。闇を抱えているというわけじゃないけど、確実に心に傷を負っている。

妻殺しの罪で被告人となったハンスにクリスチャン・スレーター。スティーブンの編集者ジェンにシンシア・ニクソン、タイムズ紙の記者ラナにアンバー・ハード。脇の俳優もなかなかのキャスティングで良かった。余計なことだけど、シンシアはSATCの弁護士ミランダにしか見えない。

一番好きなシーンはスティーブンがラナに首を絞めさせる一連のシーン。
他人よりも自分自身のことの方が、本当はよくわかっていない。私にも思い当たる。記憶は嘘をつくって何かで読んだな。
ゆみゆみ

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