夜中に観ると腹が減って仕方がなくなる映画! ニューヨークのフレンチレストランで働くインド人が、店と揉めて退職。ちょうどそのタイミングで心臓発作で倒れた父親に代わって、実家のインド料理屋の再建を果すという、グルメ&ホームコメディ映画。
父親が倒れて店が破産寸前のタイミングで主人公が乗ったタクシー。その運転手が実はインド料理の達人だったという、正に映画ならではのご都合主義ですが何か? うん、それでいいのだ!それでこそ映画。しかし、そんな達人も、なかなか一筋縄ではいかず、親戚の叔父さん等とドタバタを繰り広げながら、店を発展させていく様子が微笑ましい。
一応アメリカ製作だけど、出てくる人の殆どがインド人なので、見ている感触としては限りなくインド映画に近い。父と息子の葛藤と和解という、王道のバックストーリーも用意されていて、これはもっと評価されても良い作品だと思う。