1924年製作の反ブルジョワプロパガンダ短編アニメーション。“アエリータ”より面白いかも。
【おはなし】盛り上がる共産主義革命。ブルジョワたちは火星に逃げ出すが、革命軍は宇宙を超えても追い立てる。勝利は革命軍にあり!
ブルジョワたちの戯画化が過剰すぎてえらい怖いです。これはもはやシュール度数高めのSFだ…美意識というかスタイルとしてはソ連アヴァンギャルドアートの系譜にあるでしょうが、いやはやこれは面白い。
プロパガンダやCMに使われる20-30年代のアニメーションは面白い。アニメーションの訴求力を承知して作られています。
ともあれ24年における火星移住やロケットなど宇宙開発のイメージが伺えるのはSFファンにとっては楽しい限りです。特に火星の複雑なメカたちに心浮き立ちますね。ワクワクする。