アキラナウェイ

アイム・ノット・シリアルキラーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

3.6
テレレレッテッテ〜

アキラナウェイはレベルが上がった。
グロ耐性が3上がった。

Filmarksの評価は低めで、予想と違うという感想が多いけど、僕はなーんにも予想せずに観たのでグロもあるけど心地良く鑑賞。

16mmフィルムで撮影されたと言われるザラザラした映像の質感、導入部とエンドロールのギャップ(特にエンドロールが素敵)、何かとセンスが光る映画だと思う。

母親が営む葬儀屋で、遺体の防腐処理を手伝う16歳の少年ジョン(マックス・レコーズ)。死体や殺人に異常な関心を持つ彼は、母親の勧めでセラピーを受けている。小さな田舎町で、連続猟奇殺人事件が発生。どの遺体にも欠けた臓器がある事に気付いたジョンは犯人捜しに乗り出す。偶然殺人現場を目撃したジョン。犯人は隣に住む温厚な老人、クローリー(クリストファー・ロイド)その人だった。

先ずはレコード会社みたいな名前のジョン役、マックス・レコーズくん。めっちゃ美形です。惚れ惚れする。因みに僕と誕生日一緒です。

そして、クリストファー・ロイドおんじ!!不気味な隣人を好演しております。

それにしても、ジョンのお母さんよ。

自分の息子が反社会的な傾向があると診断されたのは間違いなく遺体の防腐処理の手伝いをさせているあんたの所為だろうよ。それを棚に上げて、彼を叱責する姿には辟易する。オトナの事情とオトナの仕事に巻き込んでいる事にめちゃめちゃ違和感を覚えました。

以下ネタバレ含みます。















えーと、あの黒いの、何??

悪魔なのか、エイリアンなのか、黒い異形の者。

あんな恐ろしいモノに1人立ち向かおうとするジョン。いやいや、君は反社会的な人間などではない。おじさん感心しちゃった。

I am not a serial killer

それはジョンの心の叫びでありながら、
連続猟奇殺人犯であるクローリーの叫びでもある。

快楽の為の殺人ではない。
妻を愛し、少しでも妻と生き長らえる為の手段。
このタイトルが対峙する両者の心の叫びである事に気付けば、それなりに評価出来る作品。